青魚に多く含まれるDHA,EPAが実験で乳がんリスク低減の可能性

2016年12月02日(金)

乳がんは、がんのなかでも、日本女性がかかる割合(罹患率)がトップであり、その罹患率は増加の一途をたどっています。生涯のうちに乳がんになる女性の割合は、50年前は50人に1人でしたが、現在は14人に1人 と言われており、年間6万人以上が乳がんと診断されています。さらに2016年現在では日本人女性の12人に1人が乳がんになるとも言われています。
そんな乳がんの予防につながると言われているのが「オメガ3脂肪酸」です。

米国のカリフォルニア大学サンディエゴ校のMooresがんセンターの研究チームは、魚油に含まれるオメガ3脂肪酸DHA、EPAが閉経後の女性の乳がんリスクや肥満による炎症を抑えると発表しました。(がん研究学術誌「Oncogene」2015年7月号(Vol 34, No 29))
研究の結果によると魚由来のDHA、EPAを取る量が最も少ないグループと比べ、最も多いグループで乳がんになるリスクが14%低く、この関連はアジア人で最も強かったというのも日本人としては注目すべき点です。
また、魚由来のオメガ3脂肪酸を日ごろから摂取している方は摂取量が多くなるほど乳がんのリスクが下がります。1日に0.1g増加、または1日の総摂取カロリーに占める割合が0.1%上がるごとに、乳がんの発症リスクが5%下がることも分かりました。

 

高品質の魚油はノルディックナチュラルズ(Nordic Naturals)から!
乳癌

© 2016 Bhealthy Co., Ltd. All Rights Reserved
免責事項

 

【参考】
英医学誌「BMJ」(2013; 346: f3706)
Marine fatty acid intake is associated with breast cancer prognosis.(魚油の摂取は乳がんの予後と関連する)J Nutr. 141(2):201-6.2011
Omega-3 fatty acids reduce obesity-induced tumor progression independent of GPR120 in a mouse model of postmenopausal breast cancer.DOI:10.1038/onc.2014.283 PMID: 25220417